2010年 10月 11日
現役28年目 |
1年ぶりに母がパンを送ってくれました。
紫芋あんにまぎれて栗が(よく見えないが)…秋だな。
私が小学校3年生くらいのときからほぼ毎日稼働していた実家のガスオーブンが昨年壊れたらしく、「修理に出していた」と母。しばらくパン焼きができなかったらしい。さすがに30年近く前のガスオーブンの部品なんてそうそうなかろうと、「寿命寿命。もう新しいの買ったら?」と言っていたのだけど、なんと約1年ぶりに戻ってきたと言う。
この話にはいろいろと感心ポイントがある。
1. このガスオーブンを買ったのは、町唯一のガス店で、修理もそこに出してたという地域密着の深さと長さに感心。
2. 昔の製品は耐久性に優れているということは30年近く稼働し続けたことが証明しているが、そんなに前の部品まであって、しかも直せばまだ使えるという性能の高さに感心。
3. 壊れたら修理して使い続ける、という母の物を大事にするマインドに改めて感心。本人は「最近のものを買っても使い方がわからないから」と笑って言ってはいるが、オーブンだけでなく、基本なんでも直して使い続ける質。たまに実家に帰ると「まだ使ってるのか!」と驚くものが結構ある。
普段からクウネルを愛読したりして、流行のスローな生活に憧れてる風を装っている私ですが、身近すぎるところにその体現者がいることにもっと目を向けるべきだと思う。私がこれから20年、30年と使い続けられるものはなんだろう。Tシャツ?
by francesfarmer
| 2010-10-11 13:08
| フルサト自慢