2013年 04月 29日
リアリスト |
規則正しいサラリーマンの私は休日
でも早起きなので、朝から洗濯と
掃除とゴミ出しをこなし、こうして
意味なくブログを更新しているという、
このうえなく充実した連休最終日を
迎えている。
昨日は、人ごみ覚悟で鎌倉在住の大学
時代の友人に会ってきた。
T−SIDEという南印度料理店でカレーを
食べ、鶴岡八幡宮で鳩みくじをひき、
ぶらぶらしてKIBIYAベーカリーで
スコーンを買って帰るというお決まりの
コース。
そんな具合なので、話す内容も毎度
大したことはない。
欲しい物の話になれば、私は「カートが
smells like teen spiritのPVで壊した
ギター」と答え、友人は「1日5000円分
の本を毎日読めるだけの不経済な環境」
と答える。
私の答えも大概だが、友人の答えに
至ってはもはや「物」ではない。書籍は
物理的な資産ではなく消耗品(実際、
読んだらすぐ捨てる主義。手元にある
のは澁澤龍彦の豪華本と安部公房全集と
デヴィッド・ボウイ関連本のみ)である、
という友人らしい発言ではあるが、
お互いの夢見がちな発言に大丈夫かよ?
と思ってしまう。一瞬。
しかしながら、冒頭でも述べたとおり、
私は規則正しいサラリーマンだし、友人は
ペースを乱す横入り案件に毒づきながらも、
尋常ならざるスピードと正確性で依頼を
こなす翻訳家である。
お互いに三大義務を果たしている善良な
日本国民、ということで十分現実的な
人生を送っている。これでいいのだと思う。
by francesfarmer
| 2013-04-29 10:34