2005年 05月 05日
「ZONDAG」でトリビア |
「GWは福岡に帰省中」という東京の元同僚に会うため、5月3・4日は福岡へ。
日本のお祭り事情にほどんど興味のないワタシ。5月3・4日といえば、まさに「博多どんたく」、GWで最も集客力のあるフェスの最中であることに直前になって気づく。
毎年何百万人っていう人出…。やべぇ。人ごみニガテ…。
ま、いいサ。「どんたく」目当てじゃないし。
とりあえず、着いた初日は元同僚の実家近くにある「山の上ホテル」の温泉で、「どんたく」の喧騒とはかけ離れた優雅な時間を過ごす。温泉サイコー!温泉もさることながら、ここ「山の上ホテル」は福岡市内が一望できる高台にあり、温泉から帰る頃には夜景に変身。「どんたく」でもみくちゃになってるであろう観光客と福岡市民よ、申し訳なかね~(←なぜか博多弁)。イミなく上流階級気分に浸る。
そして翌日。
博多でオシャレスポットとして、いまINな「浄水通り」を散策。ここらへんにお住まいの方々は“浄水マダム”というらしい。なるほど、道々にあるお店はとっても優雅。しかしここは博多。日々の会話は…やっぱ博多弁?いやいや、マダムたるもの地方色を消してナンボ。決して方言など使わないハズ…そんなことを考えているうちに、天神へ到着。
結局、「せっかく博多に来てるんだし~」ということで、前日の友人実家での酒宴にて「どんたく」見学もプランに入れることになったワケ。
天神界隈はすべて封鎖され、フンドシ姿の若い衆を頂点に載せた何台ものハデハデなでっかい山車が、もの凄い勢いで街中を駆け抜けていく。その後を、タスキがけの浴衣に笠をかぶった女コドモが踊り狂いながらパレードする。博多の街は、岸和田の「だんじり」と徳島の「阿波踊り」がまじったような狂乱っぷり…。
というのは、「どんたく」を見るまでのワタシの勝手な想像。なんつっても、“GWで最も集客力のあるフェス”ですから。これくらいは覚悟しておかないと。
で、まずは普段の週末でもかなりの人出になるという天神地下街へ。
通りの向こうから、祭囃子調の鳴り物の音が…。お、さっそくきましたか。
けど、練り歩きにしては小規模だし、なんだかカワイイ。いいや、地上にでれば、きっとえらいことになっているハズ。覚悟して上がるバイ(←なぜか博多弁)。
いざ地上に上がってみる。
なんだかフツーに混んでるくらいだし、特に封鎖もされとらん。「どんたく」ってどこでやってんのやろ~とフラフラしていると、道々に設置されたステージで、「○○踊りの会」の市民や「○○ダンススクール」に通う地元アイドルのタマゴみたいのが発表会的に歌ったり踊ったり、なつかしの“イカ天(イカすバンド天国)”をもじったバンドフェスみたいなステージで地方のインディーズ系バンドが暴れたり…。
街のあちこちで、とっても個人的に発表会をしているだけで、想像していたような一体感のある祭りではない。
…そもそも「どんたく」って?
祭りの形態自体は、大黒さんやエベっさんの仮装人を先頭にした「通りもん」という一団が街を練り歩く「博多松囃子」が起源らしい。で、今では博多市民が思い思いの仮装をして街を練り歩いたり、街のあちこちで芸事を披露する祭りになっているという。ということは、ワタシが見てきたものは、確かに「どんたく」の一部。
ちなみに、「どんたく」という名前自体は、オランダ語の「zondag(日曜日・休日)」。さらに『広辞苑』を引いてみてオドロキの事実が…。
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(とある会社の午後の一コマ)
>Aさん 「あれ、Cさんは?」
>Bさん 「今日は“半ドン”だから、昼から帰ったヨ」
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Bさんの使用した“半ドン”という単語の“ドン”は、「ドンタク」の「ドン」。
つまり、Cさんは午後から“半休”をとったことになる。
スゲーーーッ!(予定外に見学することになった「博多どんたく」から知られざる事実を発見し、コーフン中)
それにしても、どこでどうやって伝統行事とオランダ語が混じったか不明なのが「博多どんたく」。“半ドン”の“ドン”は、「ドンタク」の「ドン」と判明しただけで、日本のお祭り事情にほどんど興味のないワタシ的には満足なんだけど…。
日本のお祭り事情にほどんど興味のないワタシ。5月3・4日といえば、まさに「博多どんたく」、GWで最も集客力のあるフェスの最中であることに直前になって気づく。
毎年何百万人っていう人出…。やべぇ。人ごみニガテ…。
ま、いいサ。「どんたく」目当てじゃないし。
とりあえず、着いた初日は元同僚の実家近くにある「山の上ホテル」の温泉で、「どんたく」の喧騒とはかけ離れた優雅な時間を過ごす。温泉サイコー!温泉もさることながら、ここ「山の上ホテル」は福岡市内が一望できる高台にあり、温泉から帰る頃には夜景に変身。「どんたく」でもみくちゃになってるであろう観光客と福岡市民よ、申し訳なかね~(←なぜか博多弁)。イミなく上流階級気分に浸る。
そして翌日。
博多でオシャレスポットとして、いまINな「浄水通り」を散策。ここらへんにお住まいの方々は“浄水マダム”というらしい。なるほど、道々にあるお店はとっても優雅。しかしここは博多。日々の会話は…やっぱ博多弁?いやいや、マダムたるもの地方色を消してナンボ。決して方言など使わないハズ…そんなことを考えているうちに、天神へ到着。
結局、「せっかく博多に来てるんだし~」ということで、前日の友人実家での酒宴にて「どんたく」見学もプランに入れることになったワケ。
天神界隈はすべて封鎖され、フンドシ姿の若い衆を頂点に載せた何台ものハデハデなでっかい山車が、もの凄い勢いで街中を駆け抜けていく。その後を、タスキがけの浴衣に笠をかぶった女コドモが踊り狂いながらパレードする。博多の街は、岸和田の「だんじり」と徳島の「阿波踊り」がまじったような狂乱っぷり…。
というのは、「どんたく」を見るまでのワタシの勝手な想像。なんつっても、“GWで最も集客力のあるフェス”ですから。これくらいは覚悟しておかないと。
で、まずは普段の週末でもかなりの人出になるという天神地下街へ。
通りの向こうから、祭囃子調の鳴り物の音が…。お、さっそくきましたか。
けど、練り歩きにしては小規模だし、なんだかカワイイ。いいや、地上にでれば、きっとえらいことになっているハズ。覚悟して上がるバイ(←なぜか博多弁)。
いざ地上に上がってみる。
なんだかフツーに混んでるくらいだし、特に封鎖もされとらん。「どんたく」ってどこでやってんのやろ~とフラフラしていると、道々に設置されたステージで、「○○踊りの会」の市民や「○○ダンススクール」に通う地元アイドルのタマゴみたいのが発表会的に歌ったり踊ったり、なつかしの“イカ天(イカすバンド天国)”をもじったバンドフェスみたいなステージで地方のインディーズ系バンドが暴れたり…。
街のあちこちで、とっても個人的に発表会をしているだけで、想像していたような一体感のある祭りではない。
…そもそも「どんたく」って?
祭りの形態自体は、大黒さんやエベっさんの仮装人を先頭にした「通りもん」という一団が街を練り歩く「博多松囃子」が起源らしい。で、今では博多市民が思い思いの仮装をして街を練り歩いたり、街のあちこちで芸事を披露する祭りになっているという。ということは、ワタシが見てきたものは、確かに「どんたく」の一部。
ちなみに、「どんたく」という名前自体は、オランダ語の「zondag(日曜日・休日)」。さらに『広辞苑』を引いてみてオドロキの事実が…。
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(とある会社の午後の一コマ)
>Aさん 「あれ、Cさんは?」
>Bさん 「今日は“半ドン”だから、昼から帰ったヨ」
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Bさんの使用した“半ドン”という単語の“ドン”は、「ドンタク」の「ドン」。
つまり、Cさんは午後から“半休”をとったことになる。
スゲーーーッ!(予定外に見学することになった「博多どんたく」から知られざる事実を発見し、コーフン中)
それにしても、どこでどうやって伝統行事とオランダ語が混じったか不明なのが「博多どんたく」。“半ドン”の“ドン”は、「ドンタク」の「ドン」と判明しただけで、日本のお祭り事情にほどんど興味のないワタシ的には満足なんだけど…。
by francesfarmer
| 2005-05-05 18:01
| 流浪の旅