2006年 11月 19日
蛇足にも光るセンス |
久しぶりに 「啓蒙かまぼこ新聞」 を読んだ。
リリパット・アーミーの舞台を観にいって、カネテツのちくわを
散布されて驚いたのはもう十何年か前の話である。
当時は単なるイカれたオッサン、だけど本も書くし演劇も音楽も
やってんねん、みたいな印象だった中島らもが、関西ネリモノの
老舗メーカー 「カネテツ・デリカフーズ」 の広告クリエーター
だと知ったのは、広告業界の末端に就職した時だった。
舞台の最後にちくわを散布するなど、山岳ゲリラに近い広告手法
である。今でこそタイアップだのスポンサーだの、イベントの際に
企業ノベルティや試供品を配布することは販促の常套手段になって
いるけれど、ここまで荒っぽいゲリラ戦法にはなかなかお目に
かかれない。さすがに“アーミー”を標榜しているだけのことはアル。
そんな派生的記憶を伴いながら読んだ 「かま新」 の中で、とても
気になったらもさんの蛇足情報:
「1秒のキッスを1日続ければ2万4千、イェーイ イェイ イェイ♪」
という計算を誤った歌があるらしい。
どこのダレの歌なのだろうか。これは気になる。
ちなみに本文には、「ロカビリーのハシリの頃」 としか記されていない。
by francesfarmer
| 2006-11-19 19:25
| 非エリア種③読み物