2015年 02月 22日
食について |
“料理”カテゴリでの投稿はさすがに憚られるので、多少の拡大解釈させていただき、グルメ系のコラム記事として投稿しようと思う。この私がグルメとか料理とか…ちょっとないかなと思いつつも、直近ではカート コバーンの誕生日くらいしか本当にネタがないもので。さて、本題に入る前に断りを入れておきたいのだが「この私がグルメとか料理とか」と宣言するほどに、私という人間はグルメとか料理に興味がない。“食欲”は人間が有する煩悩の中で最も必要善とされる欲である。なにせ生死に関わるところなので。また、見知らぬ者同士の会話の入り口として「○○(何処其処)の○○(某)は美味しい」と切り出すだけで距離が一気に縮まるほどに、人間関係を形成する題材としても重要な要素でもある。そんな食に関して無欲というのは、動物的にも社会的にも終わっている感じがする。ましてや胃袋を掴んでナンボという女性としての魅力をや、である。この件に関してはすでに堂々と白旗を掲げているので特段の申し開きはしない。しかしながらちょっと言わせていただきたい。(性別不問で)グルメや料理に興味がない=人間的に魅力がない、というのはちょっと違うのではなかろうか。個人的に好んでいるとある作家のエッセイで、作者は自ら味覚のレンジが狭いと言い、尊敬して止まないとあるグラフィックデザイナーは自らコドモ舌と言っている。彼らの言葉を額面どおり受け取るならば、創作活動のエネルギー源としての食に質は不問、ということになる。やれ何処其処の某という食へのこだわりというのは、実際のところ生命維持以上の成果に影響しないのでは…と最近は悟りに近い考えに至っている。現にカート コバーンだって一般的にはろくでもない食事だったはずなのに(想像)、時代・流行などそもそも問うに値しない普遍的な作品を残して後世を魅了し続けているではないか。と、強引にカート コバーンに帰着させたところで、すでに本題ではなくなってしまったグルメ系の投稿をひとつ。お湯を沸かすくらいしか稼働しない我が家のキッチンで、ひさびさに料理らしいものを作った。何の熱源も使わず、素材を切って混ぜただけ。【材料】アボカド1個、水切りヨーグルト大さじ3くらい、レモン果汁オオメ、黒こしょうオオメ、塩少々、市販の素揚げ野菜チップス、以上。
by francesfarmer
| 2015-02-22 20:26