2016年 04月 29日
惜別の念に突き動かされ、急にナビスコブランドを語り始める |
私の主食はパンとナッツとビールなのだが、実はチップスターも準主食だ。チップスターの「うすしお味」と「のりしお味」は、あらゆる食品の塩味のベンチマークにすべき黄金比だと思っている。そんなチップスターの塩味バランスが同ブランドのクラッカー類にもちゃんと踏襲されているのが、ナビスコブランドの優れているところだ。二大クラッカーのプレミアムとリッツ。なかんずくリッツは塩味もさることながら、ほかにはない絶妙で軽妙な歯触りが魅力である。また、リッツといえば沢口靖子、沢口靖子といえばリッツ。靖子がCMで提案する「オンザリッツ」のバリエーションの無限性も魅力だ。そのレシピともなればさぞかし華やかであろうと公式サイトを覗いてみたところ、大変ずさんな状態で非常に驚いた。
2014年6月5日にVol.1が公開されて以降、予定されていたであろうVol.5までが「COMING SOON」のままという状態(オンザリッツのかんたんレシピ)。
これはどうしたことか。先頃、ヤマザキグループがナビスコブランドの日本国内製造販売契約に関するニュース(ライセンス契約終了に伴う商号変更等のお知らせ)でナビスコヘッズを沸かせたばかりでもあり、現場は混乱しているのか?とも考えてみた。しかし、2014年6月5日以来更新されていないことから、レシピサイトの更新放棄は契約終了問題とは関係なさそうだ。
と、余計な心配をしていたら、ちゃんと「オンザリッツ」のリッチなサイトがあった(オンザリッツ)。季節の催事別>調理法・オケージョン・素材別>にカテゴライズされているようだが、その設定は一貫性を欠いている。おやつはわかるが「夜食」とは?「夜食」ラインナップを見ていくと、おそらく「おつまみ」と同義のように推測されるので、素直に「おつまみ」とすればよかったのにと思う。どうしても「夜食」表記でなければならない理由があったのであれば、それはそれでものすごく知りたいところだ。また、素材がシーフードとベジタブルとフルーツに限られているのも気になる。中には「さいころステーキオンザリッツ」や「照り焼きチキンオンザリッツ」といった食肉使用のレシピもあるというのに。
ともあれ、ナビスコヘッズのプライドもあって、「ヤマザキナビスコ」として最終となる2016年8月31日の製造日を刻したチップスターとリッツを何としても手に入れたい!と思っていたら、食品等の日付表示として刻印されるのは21年前の4月から「賞味/消費期限」となっていた(製造年月日との関係について)。畜生農水省。
by francesfarmer
| 2016-04-29 14:05