2016年 08月 16日
スポーツ観戦スタイルにおける分類考 |
連日のオリンピック中継に、寝る間もない毎日を送っている人も多いことだろう。
日本人として日本代表選手が世界を相手に奮闘し、しかも結果まで出している姿を観るのは誇らしいし興奮するものである。たとえ結果が伴わなかったとしても、彼らの言葉や表情、流す涙にグッとこない人などいないはずだ(私ですらなのだから)。
そんなこともあって、普段なら観戦しない類のスポーツまで観られるのもオリンピックのすばらしいところであるが…いくら休日だからといって、そんなことをいまさら述べるためにわざわざブログを更新するほど私も暇ではない。ふと、休日の仕事の合間に(※ここは“やってる感”の無駄なアピールです)スポーツ観戦スタイルは概ね下記のように分類でき、自分はどこに属するのかと考えるに至ったために、ログに残すことにした次第。
A類:当該スポーツの経験がある人間ならではの知見に自己投影が伴う「主観的ルール理解型」
B類:当該スポーツの経験はないがルールには精通している「客観的ルール理解型」
C類:当該スポーツに無関心ながらも国代表選手の活躍に素直に感情移入できる「無意識愛国心型」
D類:当該スポーツに無関心だけど多数派的盛り上がりの雰囲気には乗じたい「バンドワゴン型」
E類:当該スポーツに無関心かつルールにも精通していない、贔屓もないのにスポーツ中継自体に引き寄せられ、その種類・勝敗不問で延々と観ていられる「スポーツ観戦おじさん型」
思いつく傾向を適当な命名とともに分類してみたが、命名センスはさておき、おそらく大きくは外れていないと思っている。そして、こうして分類してみて自分は明らかに「E類」に属するなと改めて実感している。
夏季冬季オリンピック、種々のワールドカップ、世界大会、グランドスラムなど、世界的なスポーツイベントかあるいは国内限定かにかかわらず、テレビのスポーツ放映にたまたま遭遇するともういけない。そこから延々と観ていられるのである。マラソンだっていっこも興味がないのにテレビの画面を延々と眺めていられる。ただし、国内のマラソンに関しては別の鑑賞目的もあるので純粋に「E類」として観戦しているとはいい難いのだが。
そんな「E類」にとって、オリンピックイヤーは国民が心を一つにする特別なものというよりも、通常よりも観るべきスポーツ中継が多くて忙しい年でしかない。みなが感動した、素晴らしいと選手礼賛モードになっているところに参加できない「E類」は、真の非国民かもしれない。
なんとなく考えがまとまって自己満足できたところで、そろそろ仕事に戻るかな(※再び“やってる感”を無駄にアピール)。
by francesfarmer
| 2016-08-16 22:24